溶解装置ってホントに綺麗?

2016年7月25日月曜日

お仕事

多人数透析液供給システムの場合、
原水を処理して透析用水が作られてから、
透析液が患者さん(ダイアライザ)に供給されるまでの間って、
ほとんどは密閉された配管系なんだけど、
原液作成箇所だけは、思いっきり開放だよね

縦型洗濯機みたいに、
パカっと蓋を開けて、製剤を入れるもんだから、
落下細菌もご一緒に~...ってな具合にね(苦笑)
バイバイキン└(^皿^)┘=3
こんなクリーンブースで囲って出入りの際は、
キャップ&マスク&ガウン&グローブを装着

...なんてことやってる所も多いのでは?

うちの溶解装置はこれ...ご存知、Dドライ(全自動)溶解装置
「薬剤を密閉回路内で衛生的に溶解するため、質の高い透析液原液の作製を実現します。」
が売り文句(苦笑)



でも、いくら原液製剤が、
ボトルに密閉されたまま溶解されるからと言っても、
表面のフィルムを切断してフィッティングする際には、
短時間でも外気に触れることになるよね
さらにカッターやらフィッティングそのものは、
常に外気に触れてるんだから意味なくね?

クリーンブース同様、HEPAフィルタユニットが付いていて、
内部(ストッカ、搬送、フィッティングの各部)は、
綺麗な空気で陽圧になってますから大丈夫ですよ~...ってか?
その割には結構、ホコリが溜まってるのは気のせいか?
フィッティング部なんか、液漏れの跡(?)
マジで綺麗なのか、これで検証してみた
「ルミテスター」o((=^♀^=))ドラエモ~ン
せっかくの全自動溶解装置だから、
製剤の入ったボトルは、
保護フィルム(表面の薄いフィルム)を剥がして
"前日"からセット!
HEPAフィルタユニットが稼働しているとしても、
フィッティング前に多少フィルムが汚れているはず

...が、フィルム部を拭って測定してみたら、
ATPは軒並み一桁!?
(A、B剤ボトル共に3回ずつ計6回測定していずれも)

き、綺麗じゃねぇか...

ちなみに、フィッティングのカッターを拭ってみたら
15±7 RLU...
搬送部のテーブルで
28±11 RLU...
い、意外と綺麗なのね...!?

もしかして、ルミテスター壊れてね?
念のため、数日清拭してないタッチパネル(汗)を拭ってみたら、
256RLU...比較的正しいようだな...(苦笑)
クリーンブースやHEPAフィルタって
思っていたより効果的なのかもね
アーンパンチ(⊃'〇'C)=○☆=(;^皿^)/~バイバイキーン